2007年6月18日月曜日

インターナショナルスクールの一週間(6月2週)

今年度最後のビデオ撮影が、今週から各クラスで始まりました。普段の子どもたちの様子を保護者の方々に見ていただくためにKISでは、各学期に一本ずつビデオを作成し、見ていただいています。

参観日で、保護者の方がスクールにみえる時は、甘えたり、興奮したり、おとなしくなってしまったり、子どもたちも普段とは少し違った様子を見せますので、できるだけいつも通りの子どもたちの様子をみていただきたいという意図で2001年にビデオを撮り始めました。

園長の私がビデオを回していても、普段とは違う姿を子どもたちが見せることもあり、先生たちからは、「いつもはみんなもっとちゃんとお話が聞けるんだけど・・・」とか「○○ちゃんは、いつもはもっとたくさんお話してくれるし、いっぱい笑うんですよ。」とか言われることもあります。透明マントがあるといいのに・・・たった1日、2日のビデオを見て、子どもたちが過小評価、過大評価されることは避けたいものです。ビデオ回覧の後に行われる個人懇談会では、できるだけ先生は普段の子どもたちの様子をお伝えするように努力しています。「○○ができていない」とか、「あの子は○○なのに、うちの子はだめだ」とか他のお子さんと自分のお子さんを比較したり、できないことを見つけるのではなく、こういうことに着目してくださいというようなガイドラインも保護者の方々にはお与えするようにしています。

ビデオ撮影は、来週も続きます。

2007年6月14日木曜日

毎日が発見

小学1年生のクラスでは、今、'Brown Bear, Brown Bear, What do you see?'(エリック・カール著)を読んでいます。同じ文パターンの繰り返しなので読みやすく、どの子も元気に上手に読めるようになります。
 この絵本ではたくさんの色と動物がでてきます。ひととおり学習し終えた後、子どもたちにいろいろ質問します。ある日、Sくんに聞きました。

 私: 'Please tell me 10 colors.'(10個の色を言ってみて)
 Sくん:ええと、blueとred、yellow...えーっと、「黄緑」ってなんていうの?(と、私が持っている色カードをさす)
 私: 'Oh, that's yellow-green.'
    (黄色と緑のカードをまぜるまねして)
    'When you mix 'yellow' and 'green', then you can make 'yellow-green'!
    (黄色と緑を混ぜると黄緑になるよ)
Sくん:えーっ!!ほんと!? そうなんだあ・・・

 こんなにびっくりするとは思わなかった私がびっくり。その後、Sくんが聞きました。「Ms. Matoba, 色えんぴつでまぜてもそうなる?」
 私:'Yes, I think so. You can try.'
   (なると思うよ、やってごらん)

そしてSくんはノートにぐりぐり黄色をぬり、その上にまたぐりぐり緑をぬりました。
 
 結果・・・・「すごい、ほんとだ! Yellow-greenだ!」

 こういう学習はずっと心に残ります。Sくんのニコニコ笑顔がとてもかわいかったです。

 by Matoba
 

2007年6月13日水曜日

インターナショナルスクールの一週間(6月1週)

6月4日(月)には、名市大の芸術工学部の学生さん3名が自作の巨大スポンジ遊具を持ってきて、子どもたちと一緒に遊んでくださいました。1メートル四方のスポンジマットの上でジャンプしたり、スポンジのトンネルをくぐったり、様々な形のスポンジで埋め尽くされた部屋の中で、思い切り遊びました。

6月6日(水)には、3才が動物園に遠足、5才がトヨタのセーフティスクールに出かけました。

3才にとっては、公共の交通機関を使って初めてのクラス遠足でした。地下鉄の中では、みんな大興奮。「見て!Look! すごい!」の連続でした。日頃車で移動することが多い子どもたちにとっては、特別な経験だったんですね。動物園では、正門からふれあい動物園までの往復をお馴染みの動物を見ながらがんばって歩きました。KISでは、日頃から外遊びや散歩を通して、できるだけ歩く経験を積むように心がけています。スクールバスがないので、公共の交通機関に乗って、歩いてでかけることが私たちにとっては、普通になっています。

5才は、大型バスに迎えに来てもらってトヨタまででかけました。昨年は、日本の幼稚園の子どもたちと一緒にセーフティスクールを受けましたが、今年は、名古屋インターナショナルスクール、ICANの子どもたちと一緒でした。英語でセーフティルールを学び、クイズをしていただいた後、信号のある横断歩道を渡る練習をしました。2才クラスからお散歩に出ていますので、基本的な交通ルールは子どもたちもわかっていますが、就学を前にして、今一度ルールを確認する機会をいただけるのはとてもありがたいことです。セーフティスクールの後は、トヨタミュージーアムを見て、ロボットのトランペット演奏を聴いて帰路に着きました。トヨタの皆様、大変お世話になりました。楽しい思い出をありがとうございました。

2007年6月6日水曜日

基本は「あいさつ力」

キッズイングリッシュクラブの子どもたちはとても元気です。私がレッスンに行く幼稚園の生徒たちは私の姿を見かけるとすぐ'Hello!'と言って駆け寄ってきてくれます。思わず笑みがこぼれ、なんて素敵な子ども達だろうと思います。 

 小学生になると少しはにかむ子もでてきます。でも私のレッスンルームに入ってくる時は'Hello!'と言って入ってくることがルールになっています。何も言わないで入ってくると、私は駆け寄り、'Hello, ○○!'と名前を呼んで声をかけます。そうするとほとんどの子は'Hello.'と返してくれます。高学年になるともっと恥ずかしさを増す子どももいますが、ルールはルールです。なにも言わずに入ってくる子はもう一度入室からやり直しです。

 どうしてここまで「あいさつ」にこだわるかというと、「あいさつ」がとても大事な社会的マナーであるからです。社会にでれば「あいさつ」が人間関係の潤滑油になります。そして何より、あいさつはまわりの人をハッピーな気持ちにし、自分もハッピーな気持ちになれるからです。 

 少し前のことですが、ある小学生の先生が言っておられました。「私が朝、教室に入って、「おはよう」と声を出して言ってくる子どもは1クラスに一人いるかいないか、私が「おはよう」と言うと「おはよう」と言ってくれる子どもが三分の二、ほかの子はなにもいいません」。先日親しい小学校の校長先生とも話していましたが、「あいさつできる子がなんだか減っていますね」・・・・これは日本の未来の危機ではないでしょうか。

 では、私たち大人はなにができるでしょうか?まず、いいお手本を見せることです。幼稚園の先生はみなさんとても大きな声ではっきりと、笑みを浮かべてあいさつされます。これは幼児期の子ども達にとって大変いい見本になります。そして、一番近くの母親がベストモデルになるのがいいですね。子どもは親を見て育つといいますものね。

 但し、お母さんが素敵なあいさつをされても、そばにいらっしゃるお子さんが全然口を開かない場合もあります。私はなるべく子どもの視線の高さになって「こんにちは」「おはよう」と声をかけるようにしていますが、それでも声を出さない子がいます。お母さんが「ほら、こんにちは、って言ってごらん」とおっしゃるとますます口が一文字になります。その気持ち、なんとなく私にはわかります。でも、あいさつはマナーですから、できれば幼児期から躾られるのがいいと思います。

 私には二人の息子がいます。私たち夫婦は、(少し語弊があるかもしれませんが)多少頭が悪くても、あいさつが元気にできる子に育って欲しいと願っていましたので、家の中では「元気なあいさつ」が一番のルールでした。
 幼児期、息子たちは保育園に徒歩通園していました。次男はほぼ毎日夫と通園していましたが、夫は息子にこう言っていました。

 「いいかい、お父さんとトオルとどっちが元気にたくさん’おはよう!’ってみんなに言えるか競争しよう。」

 これは大変効き目がありました。彼は道で会う人にとにかく毎朝「おはよう!」と言いました。近所でも評判になりました。小学生になると、道で労働している人に「ご苦労さまです」と声をかけていました。スーパーの店長さんとも仲良くなりました。今は中学生になりましたが、成績はなかなか上がらなくても、元気にあいさつする彼を誇りに思います。躾もアイデア次第です。

 英語は世界の「コミュニケーション・ツール(道具)」ですが、英語力より大事なこと・・・それが「あいさつ力」です。それに「アイコンタクト」と「笑顔」があれば100点です。

 私たちは英語のレッスンを通して、子ども達にこの「あいさつ、アイコンタクト、笑顔」を伝えていきたいと思っています。

by J. Matoba

2007年6月5日火曜日

楽しかった社員旅行

週末に社内有志で湯ノ山温泉に行きました。総勢女性ばかりの18名。ホテルの送迎バスに乗り込む直前にチーム発表。

「え~?!チームがあるの?」何も知らされていなかった参加者は「まるでいつも私たちがイベントでやっているキャンプのよう・・・。」と言っていた人も。4組に分かれてバスの中では楽しくゲーム大会で盛り上がりました。知らないうちにチーム名もついていました。ネイティブの先生がチームリーダーなのに、ついた名前はなぜか「白雪姫チーム」「うめぼしチーム」「不死鳥チーム」「お嬢様チーム」・・・みんな日本語名。外国人のスタッフが日本に馴染もうとしているのがわかりました。

オテル・ド・マロニエのスタッフの方々の暖かいホスピタリティに迎えられ、それぞれの部屋で一服した後は、お待ちかね、第1回目の入浴タイム。「やっぱり温泉っていいね~。」ラジウム泉の効能が日頃の疲れを癒してくれました。

夕食は宴会場で豪華なお膳でいただきました。(*^^*)
ブレンダは今までさしみどころか、魚も食べたことがなかったのに、この日はみんなに応援されて「たこわさ」「うに」「さしみ」「焼き鮭」「いいだこ」など一通り出されたものは全部口にしてがんばりました!その勇気に大喝采!できないと思っていたことができるようになったときの喜びは、大人も子どもも同じなのだと改めて感じました。

食後はもちろんゲーム大会パート2。おなかがよじれるほどみんなで笑いました。そのネタは・・・「企業秘密」です・・・(笑)その後は私たちの部屋「ロイヤルスイートルーム」に集合して「何が出るかな」サイコロでまたまた爆笑大会。十年分笑いました。

翌朝は御在所ロープーウェイに乗って頂上へ。気温は10度。霧がかかっていて長袖の服でも寒かったです。愛子様の御紋「五葉つつじ」が満開で白い花をきれいにさかせていました。それが覚えられただけでも上まで行った甲斐がありました。またロープーウェイから見る山々の景色の新緑の美しいこと。また秋に来たいねと話していました。

お昼のランチは菰野町のカフェ「スナッグ」さんでイタリアンのコースをいただきました。前菜からスパゲティ3品、デザートの手作りケーキ3種。どのお料理も本当においしくておなかいっぱい、笑顔いっぱい、全員大満足で帰ってきました。特にパンプキンチーズケーキに感激!今まで食べたことのない絶品でした。

今回参加したスタッフは「次回のカンパニートリップはどこかな~。」と、もう首を長くして待っているようです。オーガナイズしてくれたメグミ、ヨウコさん、本当にありがとう。ホテルの手配をしてくれた的馬さん、ありがとう。ビールやジュースなど、重~い飲み物をみんなのために用意してくれた三谷さんありがとう。不肖な宴会部長の私を文字通り支えてくれたマリナ、本当にみんな楽しんでくれてよかったね。いつも慰労会などに参加できない伊崎さんと黒田さんも参加してもらえて、本当によかったです。

一泊旅行に出してくれた家族のみんな、どうもありがとう。自然と温泉と仲間たちに癒された私たち、パワー全開でまた今日からがんばります!

2007年6月1日金曜日

インターナショナルスクールのバザー大盛況でした。

待ちに待ったエデュケーションネットワークのブログが立ち上がりました。インターナショナルスクール、英会話教室、児童英語研修プログラムについてそれぞれの担当者が、教育に対する思いや現状を綴っていきますので、よろしくお願いします。
第1回目は、去る5月20日(日)に行われたキッズインターナショナルスクールのバザーの報告をします。子どもたちに質の高い遊具を購入するために保護者とスクールが協力し合って、毎年バザーを行っていて、今年は5回目にあたりました。フリーマーケット、カフェ、ゲームコーナー、アロマ商品の販売、フェイスペインティング、なりきり写真館、バルーンアート、外国人の先生のクラフトコーナーなど楽しい企画が盛りだくさんで、一日中たくさんの人でにぎわいました。また、今年はキッズインターナショナルスクールのスペシャルミュージックの先生であるユカリとキミコが、スクールで毎月恒例の音楽つきの英語の絵本の朗読をしてくれて、大好評でした。一般の方が聞ける機会はこのバザーしかないので、聞かれた方はとてもラッキーでした。
ユカリが絵本につけてくれる音楽は、いつも聴く者の想像力を膨らませ、ストーリーをより豊かで、楽しいものにしてくれます。子どもたちは、毎月スペシャルミュージックを楽しみにしています。
盛況なバザーを終え、スクールの園庭には、もうすぐ新しい自動車と三輪車がやってきます。子どもたちの喜ぶ顔がとても楽しみです。