2008年11月21日金曜日

ペンキ塗り


KISでは、毎年6才クラスの卒園前の活動として園庭のプレイハウスのペンキ塗りをします。4年前に6才クラスの子どもたちが大工さんに手伝っていただいて作ったプレイハウスを維持するために毎年色を塗りなおしているのです。

今年は2日間に分けて、1日目はペンキ塗り、2日目は絵を描きました。ピンクのプレイハウスが鮮やかな黄色に模様替えされました。洋服もペンキだらけになりますが、なかなか家庭ではできない経験です。長時間になりますので、最初から最後まで集中して作業することはできませんが、遊びと作業を行ったり来たりしながら、がんばって終えることができました。自分たちが塗ったプレイハウスで、他の子どもたちも遊びますので、大きな達成感と誇りを得ることができます。就学を控えた子どもたちにとって大事な意味合いを持った活動として捕らえています。

2008年11月17日月曜日

いもほり


今年も園庭の畑で芋ほりを行ないました。3才児と6才児、4才児と5才児と2クラスずつ一緒につるを抜き、土の中に埋まっているさつまいもを大事に手で掘り出しました。

大きなおいもも、赤ちゃんいもも、玉ねぎのような形のおいもも出てきて、みんな大喜びでした。虫たちも一緒に土の中から掘り出され、びっくりする子、大喜びする子といろいろでした。

みんなが一つずつおうちに持って帰った後のおいもは、5才児クラスが、翌週早速スイートポテトを作っておなかの中におさめました。自分で収穫して料理したおやつは、とてもおいしかったね。

2008年11月3日月曜日

食育


KISのカリキュラムの中で、特徴的な活動の一つであるクッキングを今日は取り上げます。先日保護者のお一人から「食育」をどう考えるかというご質問がありました。

クッキングを活動に入れる意義は、「いろいろな食材や味覚に触れ、自分の身近な『食べ物』をよく知ったり、また、あまり身近ではない食べ物や味覚に挑戦する機会を得てみよう」、「調理から片づけまでの一貫した活動を行なうことで、自立心を養おう」ということにあります。

みんなで調理し、食べることで日頃苦手な食べ物を食べることができたり、新たな味を発見したり、いつも小食のお子さんがたくさん食べることができたり、子どもたち自身も教師も驚くことがあります。かぼちゃは硬いし、玉ねぎは涙が出るから切るのが大変、この食材はもう少し小さく切ったほうが食べやすかったなぁ、などと実際に体験して学ぶことはたくさんあります。算数の概念や、手先の動きを鍛えるなど学習的な側面ももちろんクッキングにはありますが、生活の基本である「食」への興味を促すことがその大きな役割だと考えます。