2008年6月5日木曜日

本好きの子どもを育むために

子どもたちには、英語、日本語にかかわらず、本を好きになってほしい、と思っています。KISでは、一日を通して、子どもたち全員が本を読んでもらう機会、先生のひざに乗って数人で読んでもらう機会、一人で本を自由に楽しむ時間があります。また、スクールで読む本は英語なので、保護者の方々には、ご自宅で母語による絵本をたくさん読んでいただくように機会をみつけてお願いしています。美しい絵やお話は、子どもの情感を豊かにし、語彙力を高めます。お忙しい方には、せめて寝る前の「ベッドタイムストーリー」だけでも毎日の習慣にしていただきたいです。疲れたり、落ち込んだり、忙しかった一日もゆっくり一冊の本を読むことで、子どもは心安らいでよい眠りに落ちることができます。


6歳~7歳で文字が読めるようになっても、ぜひ読み聞かせは続けていただきたいと思います。親と子が心を通わせられる大切な機会ですし、自分が「読める」本から得る知識よりも「読んでもらう」本から得るものの方が大きいからです。読んでもらうことによって、文字を追うことに集中することなく、絵を楽しみ、言葉を味わい、情景を想像しながら子どもたちは本に入り込むことができるのです。

たくさんの楽しい読み聞かせの経験が、「本が大好き」な子どもを育てていきます。