2009年5月27日水曜日

ありがとう


今週は、5才クラスでの出来事をご紹介します。

自分で状況を把握して、考えて行動することの大切さが日頃から子どもたちには話されています。ある日の音楽の時間、ピアニカを用意して、担任はみんなが静かになるのを待っていました。すると、その状況を察したGくんが、"Everybody, can you listen?"とみんなにどうするべきなのか思い出させてくれました。それを聞いて子どもたちは、はっとして静かになることができました。担任は、状況をみてみんなに声かけができたGくんの行動がうれしくて、その後 "Thank you!" とお礼をGくんに言いました。

音楽の時間の後、何か言いたげにモジモジと担任のそばに寄って来たGくん。「どうしたの?」と促すと、「ありがとう、って言われると何だか元気になる。」と、言ったのでした。それを聞いて、また担任はうれしくなったのでした。

「ありがとう」は人を幸せにします。「ありがとう」と言ってもらってうれしくなる経験をした子どもは、人にも「ありがとう」の幸せがあげられることでしょう。「ありがとう」の輪をスクールでも家庭でも広げたいですね。