2008年11月3日月曜日

食育


KISのカリキュラムの中で、特徴的な活動の一つであるクッキングを今日は取り上げます。先日保護者のお一人から「食育」をどう考えるかというご質問がありました。

クッキングを活動に入れる意義は、「いろいろな食材や味覚に触れ、自分の身近な『食べ物』をよく知ったり、また、あまり身近ではない食べ物や味覚に挑戦する機会を得てみよう」、「調理から片づけまでの一貫した活動を行なうことで、自立心を養おう」ということにあります。

みんなで調理し、食べることで日頃苦手な食べ物を食べることができたり、新たな味を発見したり、いつも小食のお子さんがたくさん食べることができたり、子どもたち自身も教師も驚くことがあります。かぼちゃは硬いし、玉ねぎは涙が出るから切るのが大変、この食材はもう少し小さく切ったほうが食べやすかったなぁ、などと実際に体験して学ぶことはたくさんあります。算数の概念や、手先の動きを鍛えるなど学習的な側面ももちろんクッキングにはありますが、生活の基本である「食」への興味を促すことがその大きな役割だと考えます。